日立エアコンのタイマー点滅12回|修理費用の相場と正しい対処法

日立エアコンを使っていて、突然タイマーランプが点滅12回を繰り返す症状に見舞われると、「これ、壊れた…?」と不安になりますよね。エアコンが動かなくなった状態で真っ先に気になるのが、やっぱり修理費用がいくらかかるのかという点ではないでしょうか。
このエラーは日立ルームエアコン白くまくんに特有の表示で、室外電気品に何らかの異常が発生していることを示しています。原因となる部品は複数考えられ、修理費用も交換する部品によって大きく変わってきます。場合によっては数万円の出費になることもあれば、リセット操作だけで解消できるケースもあるんですね。
この記事では、日立エアコンのタイマー点滅12回が発生する原因から、自分で試せるリセット方法、修理を依頼した場合の費用相場、さらには修理すべきか買い替えるべきかの判断基準まで、必要な情報を一つずつ丁寧に解説していきます。焦って業者に連絡する前に、まずはこの記事に目を通してみてください。
- タイマーランプ12回点滅の原因と故障が疑われる部品
- 修理を依頼する前に自分で試せるリセット手順
- 室外基板や室内基板など部品ごとの修理費用の相場
- 修理と買い替えのどちらがお得かを判断するための基準
日立エアコンのタイマー点滅12回の原因と修理費用
- タイマーランプ12回点滅が示すエラーの意味
- 故障が疑われる3つの部品とその役割
- 修理前に試すべきリセットの手順
- 室外基板や室内基板の交換費用の相場
- 室外ファンモーター交換の費用目安
タイマーランプ12回点滅が示すエラーの意味
日立ルームエアコン白くまくんのタイマーランプが12回点滅を繰り返している場合、これは室外電気品の異常を検知したことを示すエラー表示です。もう少しかみ砕いて説明すると、室内機と室外機の間で行われている通信がうまく成立しない状態、いわゆる室内外通信回路の異常が起きていることを意味しています。
エアコンは室内機と室外機がケーブルで接続されていて、互いに信号をやり取りしながら運転を制御しています。冷房や暖房の指示を出すのは室内機側ですが、実際にコンプレッサーを動かして冷媒を循環させるのは室外機の役目です。この2つの機器の間で通信が途切れると、エアコンは安全のために運転を停止し、タイマーランプの点滅という形でユーザーにエラーを知らせます。つまり、エアコンが自ら「何かおかしいですよ」と教えてくれている状態なんですね。
点滅の数え方にはちょっとしたコツがあります。タイマーランプは一定の周期で点滅を繰り返すので、点滅が始まってから消灯するまでの回数を落ち着いて数えてみてください。慌てているとつい見失いがちですが、何度か繰り返されるので焦らなくて大丈夫です。なお、リモコンに音声おしえてボタンが搭載されている機種であれば、ボタンを押すだけで音声案内によって点滅回数を教えてくれるので、より正確に把握できます。
ここで注意しておきたいのが、タイマーランプが点滅しているのか、それとも点灯し続けているのかという違いです。点灯し続けている状態は、単にタイマー設定中であることを示す正常な動作なので故障ではありません。あくまでも一定間隔で繰り返し点滅している場合にエラーとして認識する必要があります。
もう一つ大事なポイントがあります。同じ12回点滅でも、光っているランプの種類によってエラーの内容がまるで変わってくるんです。タイマーランプではなく、みはりランプや運転ランプが12回点滅している場合は、室外機ファンの回転異常を示す別のエラーとなります。見た目は似ていても原因がまったく違うので、どのランプが点滅しているのかを正確に確認することが、適切な対処への第一歩です。
室内機の本体をよく見ると、タイマーランプ以外にも運転ランプやみはりランプ、クリーンランプなど複数のインジケーターが並んでいるはずです。説明書を手元に用意して、点滅しているのがどのランプなのかを照らし合わせてみてください。この確認を怠ったまま修理業者に連絡すると、電話口で状況がうまく伝わらず、対応が遅れてしまうこともあります。
故障が疑われる3つの部品とその役割
タイマーランプが12回点滅する場合、日立の公式サポート情報では故障の原因として3つの部品が挙げられています。それぞれがエアコンのどんな機能を担っているのかを知っておくと、修理業者の説明を聞いたときにも話がスムーズに進みますので、ここで一つずつ確認しておきましょう。
1つ目は室外メイン基板です。これは室外機の中に搭載されている制御基板のことで、コンプレッサーやファンモーターへの電力供給、室内機との通信処理など、室外機全体の動作を管理する、いわばエアコンの頭脳のような存在です。経年劣化によるコンデンサの膨張や液漏れ、はんだクラック、ICチップの故障などが原因で不具合を起こすケースが多く、タイマー12回点滅の中でも最も発生頻度が高い原因とされています。修理業者の間では、この通信エラーの約7割が室外機の基板故障に起因するという見方もあるくらいです。
2つ目は室内基板です。こちらは室内機側の制御を担当する基板で、リモコンからの信号受信、室温の制御、室外機への指示伝達といった処理を行っています。室内基板に不具合が生じると、室外機への通信信号が正常に送れなくなり、結果として通信異常のエラーが発生することになります。室外基板ほど故障頻度は高くないとされていますが、可能性としてはゼロではないので、修理診断の際に確認される部品の一つです。
3つ目は室外ファンモーターです。室外機の背面や側面にあるファンを回転させるモーターで、室外機内部の熱交換器で温められた空気を外に排出する役割を果たしています。モーター内部の巻線が劣化したりベアリングが摩耗したりすると、回転異常や停止が発生し、それが通信エラーとして検知される場合があります。室外機から普段聞き慣れない異音がしていた場合は、このファンモーターに問題がある可能性が考えられますね。
これらの故障が発生しやすい状況としては、使用年数が10年以上経過しているケースが代表的です。加えて、室外機が雨風や直射日光に常に晒される過酷な環境に設置されている場合や、長期間使用せずに久しぶりに運転を開始した場合、さらには落雷やサージ電流の影響を受けた場合なども故障リスクが高まります。特に落雷によるサージ電流は、基板上の電子部品を一瞬で破壊してしまうことがあるため、雷が多い地域にお住まいの方は注意が必要です。
なお、部品そのものの故障ではなく、配線の断線やコネクターの接触不良が原因で通信エラーが出ているケースもゼロではありません。この場合は部品交換をしなくても改善する可能性があるため、まずは次のセクションで紹介するリセット操作を試してみることをおすすめします。
修理前に試すべきリセットの手順
修理を依頼する前に、まず自分でエアコン本体のリセットを試してみましょう。タイマーランプの点滅が一時的な制御エラーによるものであれば、リセットだけで症状が改善する可能性があります。実際、私の調べた範囲でも、リセットで直ったという報告は少なくないので、試してみる価値は十分にあるかなと思います。
基本のリセット手順
リセットの具体的な手順を説明しますね。まずリモコンを使ってエアコンの運転を停止させてください。続いて、エアコンの電源プラグをコンセントから抜きます。もしコンセントに手が届きにくい場所にある場合は、分電盤(ブレーカー)のエアコン用スイッチをOFFにする方法でも構いません。
プラグを抜いた後、そのまま5分から10分程度待ちます。これは制御基板内のコンデンサに蓄えられた電気を完全に放電させるために必要な時間です。ここがポイントで、「抜いてすぐ差し直す」だとリセットが不完全に終わる場合があります。焦る気持ちはわかりますが、しっかりと待つようにしてください。
待ち時間が経過したら、電源プラグをコンセントに差し込み直すか、ブレーカーをONに戻します。そしてリモコンでエアコンを運転させ、タイマーランプの点滅が解消されたかどうかを確認しましょう。
リセット後の判断基準
点滅が消えてエアコンが正常に動き始めた場合は、一時的な誤作動だった可能性が高いと考えられます。ただし、これで完全に安心というわけではなく、数日間は経過を観察して再発しないかどうか注意してみてください。もし数日以内に再び12回点滅が始まるようであれば、基板や配線に何らかの不具合が潜んでいる可能性があるため、修理の検討が必要です。
一方、リセットを行っても再び点滅が始まる場合は、部品の物理的な故障が原因である可能性が高く、修理の依頼が必要になってきます。リセットを2〜3回繰り返しても改善しないのであれば、それ以上試しても結果は変わらないことがほとんどなので、早めにメーカーや修理業者に連絡を取った方がよいでしょう。
リセット以外にチェックしておきたいポイント
リセットだけでなく、併せて確認しておきたいポイントがいくつかあります。まず室外機の周囲を見てみてください。ゴミや落ち葉、クモの巣などが溜まっていないか、何か物が置かれてファンの回転を妨げていないかをチェックしましょう。特に室外機の背面は意外と見落としがちで、植木の枝が接触していたなんてこともあります。
室内機側では、フィルターが奥までしっかり差し込まれているか、前面パネルがきちんと閉まっているかも確認してみてください。パーツがきちんと装着されていないと、エアコンがエラーとして検知するケースもあります。フィルターのお掃除も兼ねて、一度パネルを開けて状態を確認するのがおすすめです。
なお、上級者向けの応急処置として、室外機を分解してコネクターに接点復活剤を吹きかけるという方法がネット上で紹介されていることがあります。実際にこの方法で症状が改善したという体験談も見かけますが、エアコンの室外機は200V電源で動いているため、感電の危険が伴います。また、自分で分解するとメーカー保証が無効になるリスクもあるため、保証期間内の方は絶対に避けた方がよいでしょう。自信がない方も、無理をせずプロに任せるのが安全です。
室外基板や室内基板の交換費用の相場
リセットを試しても症状が改善しない場合、基板の交換修理が必要になるケースが大半を占めます。ここでは、日立が公表している修理料金の目安をもとに、基板交換にかかる費用を詳しく見ていきますね。
まず前提として、日立の修理料金は技術料、部品代、出張料の3つを合計した金額で構成されています。以下の表はいずれも税込みの目安金額で、エアコンの機種や年式、故障の状況によって実際の金額は変動する場合があります。
| 交換部品 | 通常設置(平地置き) | 高所設置(天吊り・壁掛け・屋根置き) |
|---|---|---|
| 室外基板 | 40,000円〜55,000円前後 | 58,000円〜72,000円前後 |
| 室内メイン基板 | 40,000円〜45,000円前後 | 47,000円〜62,000円前後 |
| 室内受光基板 | 25,000円〜29,000円前後 | 39,000円〜43,000円前後 |
| 表示基板 | 25,000円〜29,000円前後 | 39,000円〜43,000円前後 |
| センサー基板 | 27,000円〜32,000円前後 | 45,000円〜50,000円前後 |
タイマーランプ12回点滅の場合、最も多い原因は室外基板の故障です。通常設置であれば40,000円から55,000円程度が相場になります。室内基板の交換が必要なケースでは40,000円から45,000円程度が目安ですね。どちらも決して安い金額ではありませんが、コンプレッサー交換のように10万円を超えるような修理と比べれば、まだ現実的な範囲内ではあるかなと思います。
ここで知っておいてほしいのが、室外機の設置場所によって費用が大きく変動するという点です。ベランダの床面や地面に設置されている通常設置であれば上記の金額範囲に収まりますが、壁に架台を取り付けた壁掛け設置や、屋根の上に設置されている屋根置き、天井からつり下げた天吊りといった場合は、作業の難易度が上がるぶん追加で1万円から2万円ほど高くなる傾向があります。見積もりの段階で設置状況を伝えておくと、金額のイメージがつきやすくなるでしょう。
修理費用とは別に覚えておきたいのが、基本料金としてかかる出張料です。日立のメーカー修理の場合、出張料は3,850円(税込)と定められています。そして、修理担当者が訪問して診断を行った結果、修理をキャンセルした場合でも、出張料と診断料を合わせた5,830円(税込)の支払いが発生します。「見積もりだけなら無料」ではないので、この点は事前に把握しておいた方がよいですね。
ちなみに、修理業者への口コミや体験談を見ると、室外基板の交換で30,000円から35,000円程度だったという報告も見られます。これはメーカー修理ではなく、独立系の修理業者に依頼したケースが多いようです。業者によって技術料の設定が異なるため、費用を少しでも抑えたいのであれば、複数の業者から見積もりを取って比較検討するのも一つの方法でしょう。ただし、メーカー以外の業者に依頼する場合は、使用される部品が純正品かどうか、修理後の保証はあるかどうかを事前に確認しておくことをおすすめします。
室外ファンモーター交換の費用目安
室外基板や室内基板だけでなく、室外ファンモーターの不具合がタイマー12回点滅の原因となる場合もあります。室外ファンモーターは室外機内部の熱交換器で温められた空気を外に排出する役割を担っていて、ここが故障するとエアコン全体の運転に支障をきたします。室外機から異常な音がしていたり、ファンが目に見えて回転していなかったりする場合は、このモーターに問題がある可能性が考えられます。
| 設置条件 | 費用目安(税込) |
|---|---|
| 通常設置(平地置き) | 39,000円〜54,000円前後 |
| 高所設置(天吊り・壁掛け・屋根置き) | 56,000円〜71,000円前後 |
室外基板の交換費用とほぼ同程度の金額帯であることがわかりますね。費用に幅があるのは、エアコンの機種や型番によって使用されているモーターの種類や価格が異なるためです。大きな畳数に対応した上位機種ほどモーターも大型になるため、部品代が高くなる傾向があります。
ここで把握しておきたいのは、修理担当者が実際に訪問するまで正確な故障箇所は確定しないという点です。タイマーランプ12回点滅というエラー表示だけでは、室外基板なのか、室内基板なのか、室外ファンモーターなのか、あるいは配線の問題なのかを特定することはできません。実際の故障箇所は、修理担当者が訪問して診断機器を使いながら一つずつ原因を切り分けていくことで初めて判明します。
そのため、修理を依頼する際はまず出張料3,850円がかかることを念頭に置きつつ、訪問時に提示される見積もり金額を聞いてから修理するかどうかを判断する流れになります。見積もり後にキャンセルする場合の費用5,830円も、前述の通り事前に理解しておくと心の準備ができるでしょう。
参考として、タイマー12回点滅とは直接関係しませんが、他の主要部品の修理費用もまとめておきます。エアコンは基板以外にも様々な部品で構成されているため、将来的に別の故障が起きた際にも役立つ情報かと思います。
| 修理内容 | 費用目安(税込・通常設置) |
|---|---|
| 室温センサー交換 | 28,000円〜33,000円前後 |
| 室外温度センサー交換 | 27,000円〜32,000円前後 |
| 電動弁コイル交換 | 33,000円〜38,000円前後 |
| 室内ファンモーター交換 | 40,000円〜42,000円 |
| コンプレッサー交換 | 117,000円〜137,000円前後 |
| ドレンホース詰まり除去 | 21,000円〜26,000円前後 |
| リモコン交換 | 14,000円〜19,000円前後 |
特に目を引くのがコンプレッサー交換の費用です。10万円を超える高額修理になるため、コンプレッサーの故障と診断された場合は、修理よりも買い替えを検討した方が経済的なケースがほとんどです。今回のタイマー12回点滅でコンプレッサーが故障原因となることは基本的にありませんが、修理費用の全体像を掴んでおくという意味で参考にしていただければと思います。
日立エアコンのタイマー点滅12回の修理費用と対処法
- 保証期間内で無償修理を受ける条件
- メーカーへの修理依頼の手順と連絡先
- 修理と買い替えどちらがお得かの判断基準
- 点滅回数ごとのエラーコード一覧
- 日立エアコンのタイマー点滅12回と修理費用のまとめ
保証期間内で無償修理を受ける条件
修理費用のことを考える前に、まずチェックしておきたいのがエアコンの保証期間です。保証期間内であれば修理費用が無償になる可能性があるので、ここを確認しないまま有償修理を依頼してしまうのはもったいないですよね。
日立ルームエアコンの保証期間は、本体が購入日から1年間、冷媒回路が購入日から5年間と定められています。冷媒回路というのは圧縮機(コンプレッサー)、冷却器、凝縮器、本体配管などの部品を指します。
| 保証対象 | 保証期間 |
|---|---|
| 本体(基板、モーター等を含む) | 購入日から1年間 |
| 冷媒回路(圧縮機、冷却器、凝縮器、本体配管) | 購入日から5年間 |
タイマー12回点滅で疑われる室外基板や室内基板は本体保証の範囲に該当します。つまり、購入から1年以内であれば無償修理の対象となるわけですね。逆に言えば、購入から1年を超えている場合は有償修理となり、前述の通り数万円の修理費用が発生することになります。
ただし、保証期間内であっても全てのケースで無料になるわけではない点には注意が必要です。無償修理の対象外となる代表的なケースとしては、取扱説明書に記載された使用方法に反した使い方をしていた場合、利用者自身による不当な修理や改造が原因で故障した場合、火災や地震、風水害、落雷といった天災地変による故障、そして転居や移設に伴って発生した故障などがあります。自分で室外機を分解したりすると保証対象外になってしまうので、保証期間内の方は絶対に自己修理を試みないでくださいね。
ここで見逃せないのが、家電量販店の延長保証サービスの存在です。エアコンを購入した際に、量販店独自の延長保証(3年、5年、10年など)に加入しているケースは結構多いものです。延長保証の適用期間内であれば、修理費用の自己負担がゼロになる、あるいは大幅に軽減される場合があります。購入時のレシートや契約書類を探してみてください。
加えて、日立自身も有料の5年延長保証サービスを提供しています。加入していれば保証期間中は修理回数の制限なく無料で修理を受けられるとされています。「そういえば購入時に延長保証をつけたかも…」と心当たりがある方は、まず保証書の内容を確認するか、販売店に問い合わせてみるのが最もスムーズな対応です。数万円の修理費用が丸々浮く可能性があるので、確認の手間をかける価値は十分にあるでしょう。
メーカーへの修理依頼の手順と連絡先
保証期間を確認した上で修理が必要と判断したら、いよいよ修理の申し込みに進みます。修理の依頼先は大きく分けて4つあり、日立(メーカー)に直接依頼する方法、エアコンを購入した販売店に相談する方法、エアコン修理の専門業者に依頼する方法、そして賃貸物件の場合は管理会社やオーナーに連絡する方法があります。純正部品の使用や正確な診断を最優先したいなら、メーカーへの直接依頼が最も安心です。
日立への修理申し込み方法
日立への修理依頼には複数の窓口が用意されています。Webからの申し込みであれば24時間いつでも受け付けているので、深夜や早朝に故障に気づいた場合でもすぐに手続きを進められます。「とりあえず申し込みだけ先にしておきたい」という場合にはWebが便利ですね。
電話での相談を希望する場合は、フリーダイヤル0120-3121-68に連絡してください。携帯電話からは0570-0031-68(有料)が利用できます。電話の受付時間は月曜から土曜が9時から18時、日曜・祝日は9時から17時となっています。
賃貸物件にお住まいの方は、自分で修理を手配する前に、まず管理会社や大家さんに連絡することを忘れないようにしましょう。物件に備え付けのエアコンであれば、修理費用はオーナー側が負担するのが一般的です。勝手に修理を依頼してしまうと、費用負担をめぐってトラブルになることもあるので注意が必要です。
修理依頼時に準備しておく情報
スムーズに申し込みを進めるために、事前にいくつかの情報を手元にまとめておきましょう。まずエアコンの型式番号です。これは室内機の下面や側面に貼られた銘板シールに記載されているので、椅子や脚立を使って確認してみてください。RAS-から始まる英数字の並びが型式番号にあたります。
次に購入日です。保証書やレシート、あるいは販売店のポイントカードの購入履歴などから確認できることが多いかと思います。タイマーランプの点滅回数(今回は12回)と、現在の症状(冷房が動かない、室外機が止まっているなど)も、修理担当者への伝達事項として整理しておくと電話でのやり取りがスムーズに進みます。
修理当日の流れと所要時間
申し込み後、日立側から訪問日時の調整連絡が入ります。訪問当日は修理担当者からエアコンの故障状態を診断してもらい、修理内容と費用の見積もりの提示を受けます。見積もりに了承すれば、そのまま修理作業に入ります。基板交換の場合、作業時間は1時間から2時間程度が一般的です。修理費用の支払いはクレジットカード一括払いか請求書払いから選べます。
修理の依頼から訪問までは通常3日から1週間程度かかります。ただし、部品の取り寄せが必要になると、さらに数日から2週間ほど追加で待つ場合もあります。特に6月から8月のエアコン繁忙期は修理依頼が集中するため、通常よりもかなり時間がかかることを覚悟しておいた方がよいですね。真夏にエアコンが止まると本当に困るので、故障に気づいたらできるだけ早めに連絡を入れるのが賢明です。
修理と買い替えどちらがお得かの判断基準
修理費用の見積もりが出た段階で、「この金額を払って修理するべきか、それとも新しいエアコンに買い替えた方がいいのか」と悩むケースは少なくありません。正直なところ、私もこの判断が一番難しいポイントだと感じています。ここでは、判断の軸となるポイントを一つずつ整理していきますね。
使用年数で考える
最も分かりやすい判断基準はエアコンの使用年数です。エアコンの設計上の標準使用期間はおおむね10年とされています。購入から10年以内であれば部品の供給も問題なく行われるため、修理によって再び快適に使える可能性が高いでしょう。一方、購入から10年以上が経過している場合は、仮に今回の故障箇所を修理したとしても、他の部品が次々と劣化して故障を繰り返すリスクが高まります。「直してもまたすぐ壊れる」というパターンが一番お金がかかるので、ここは冷静に判断したいところです。
修理費用と新品価格のバランスで考える
費用面での目安としては、修理費用が新品エアコンの購入・設置費用の半額以上になるようであれば、買い替えを検討した方が経済的と考えられます。タイマー12回点滅で室外基板の交換が必要な場合、通常設置で40,000円から55,000円程度の修理費用が見込まれます。6畳用のスタンダードモデルであれば新品のエアコンが工事費込みで60,000円から80,000円程度で購入できるため、使用年数が10年を超えているなら買い替えの方が長い目で見て得になるケースが多いでしょう。
省エネ性能の差も無視できない
見落としがちなのが省エネ性能の違いです。10年前のモデルと最新モデルを比べると、省エネ性能は格段に向上しています。年間の電気代で数千円から数万円の差が出る場合もあるので、修理で延命するよりも買い替えた方がトータルコストを抑えられることも十分にあり得ます。特に使用頻度が高いリビングの大型エアコンなどは、省エネ効果が家計に与えるインパクトが大きいので、よく検討してみてください。
補修部品の保有期間を確認する
もう一つ確認しておきたいのが、メーカーの補修部品の保有期間です。日立のエアコンの場合、製造打ち切り後おおむね10年間は補修部品が保有されていますが、この期間を過ぎると部品の入手自体が困難になります。部品がなければ修理そのものができないので、使用年数が15年を超えるような場合は買い替え一択と考えてよいかと思います。
| 判断の軸 | 修理がおすすめ | 買い替えがおすすめ |
|---|---|---|
| 使用年数 | 10年未満 | 10年以上 |
| 修理費用 | 新品価格の半額未満 | 新品価格の半額以上 |
| 故障部品 | 基板やセンサーなど比較的安価な部品 | コンプレッサーなど高額部品 |
| 部品供給 | 部品の在庫あり | 部品の製造終了 |
| 省エネ性能 | 現行モデルと大差ない | 電気代に明確な差がある |
タイマー12回点滅で室外基板の交換だけで済む場合、使用年数が10年未満であれば修理を選ぶのが合理的です。使用年数が10年以上であれば、修理費用と同程度の投資で新品に買い替えられないか、一度見積もりを取ってみる価値はあるでしょう。
点滅回数ごとのエラーコード一覧
タイマーランプの点滅回数は12回以外にも複数のパターンがあり、それぞれ異なる故障内容を示しています。正確な点滅回数を把握することで故障箇所を大まかに推測できるため、修理を依頼する際のコミュニケーションにも役立ちます。「12回だと思って連絡したけど、実は別の回数だった」というケースも意外とあるので、改めて確認してみてくださいね。
以下は、日立ルームエアコンにおけるタイマーランプの点滅回数と、対応する不具合内容の一覧です(出典:日立の家電品 公式サポートページ「タイマーランプが点滅しています。」)。
| 点滅回数 | 不具合内容 | 疑われる故障部品 |
|---|---|---|
| 1回 | 四方弁回路の異常 | 室温センサー、コイル類、四方弁 |
| 2回 | 強制冷房運転中の通知 | 室内メイン基板、室内受光基板 |
| 3回 | 室内回路の異常 | 室内メイン基板 |
| 4回 | 室外機の異常 | 室外基板、コンプレッサー、室外ファンモーター |
| 5回 | 室内回路の異常 | 室内メイン基板 |
| 9回 | 室内温度の異常 | 室温センサー、室内メイン基板 |
| 10回 | 室内ファンモーターの異常 | 室内ファンモーター |
| 11回 | イオンユニットの異常 | イオンユニット |
| 12回 | 室外電気品の異常 | 室外メイン基板、室内基板、室外ファンモーター |
| 13回 | 室内基板の異常 | 室内基板 |
| 17回 | 汚れセンサーの異常 | 表示基板、室内メイン基板 |
| 18回 | お掃除ユニットの異常 | フィルターお掃除ユニット |
| 19回 | ペルチェ機能の異常 | イオンユニット |
| 20回 | 人検知機能の異常 | ステップモータ、センサー基板 |
| 21回 | 室外基板の異常 | 室外基板 |
この表を見ると、同じ点滅回数でも故障箇所がまるで違うことがわかるかと思います。たとえば4回点滅はコンプレッサーの故障が含まれるため高額修理になる可能性がありますが、12回点滅は主に基板の故障なので、費用的にはまだ対処しやすい範囲です。
2回点滅については少し特殊で、強制冷房運転中であることを知らせるものなので、エラーではなく正常な動作表示である場合があります。電源プラグの抜き差しで元に戻る場合は問題ありませんが、何度やっても改善しない場合は基板の不具合が考えられます。
繰り返しになりますが、みはりランプや運転ランプの点滅にも別のエラーコード体系が存在します。みはりランプまたは運転ランプが12回点滅している場合は、タイマーランプ12回点滅とは異なり、室外機ファンの回転異常を示すエラーです。光っているランプの種類を正確に見極めることが、適切な修理対応につながります。
この一覧を参考にしつつも、最終的な故障診断は修理の専門家による確認が不可欠です。自己判断で部品を注文したり分解修理を試みたりすることは、200V電源を扱う危険性やメーカー保証の失効リスクがあるため、基本的に避けた方が無難です。エラー表示の内容をしっかり把握した上で、修理業者やメーカーに相談するのがベストな進め方でしょう。
日立エアコンのタイマー点滅12回と修理費用のまとめ
- タイマーランプ12回点滅は室外電気品の異常を示すエラー表示である
- 故障が疑われる部品は室外基板、室内基板、室外ファンモーターの3つ
- 室外基板の故障が原因であるケースが全体の約7割を占めるとされている
- まず電源プラグを抜いて5〜10分待つリセットを試すのが最初のステップ
- リセット後に点滅が消えれば一時的な誤作動の可能性がある
- リセットで改善しない場合は部品交換を伴う修理が必要になる
- 室外基板の交換費用は通常設置で40,000円〜55,000円前後が相場
- 室内メイン基板の交換費用は40,000円〜45,000円前後が目安
- 室外ファンモーターの交換費用は39,000円〜54,000円前後
- 高所設置の場合は通常設置より1〜2万円程度割高になる
- 出張料3,850円は修理の有無にかかわらず発生する
- 修理キャンセル時も出張料と診断料を合わせた5,830円がかかる
- 本体保証は購入から1年間、冷媒回路は5年間が無償修理の対象
- 購入から10年以上経過している場合は買い替えも視野に入れる
- 修理費用が新品価格の半額以上なら買い替えの方がお得な場合が多い
- 日立への修理依頼はWebなら24時間、電話は0120-3121-68で受け付けている
